石けんで食器を洗うことについて『ナチュラルおそうじ大全』

昨年の10月か11月ごろだったかなー? この本に出会ったのは。

ナチュラルおそうじ大全

ナチュラルおそうじ大全

  • 作者:本橋 ひろえ
  • 発売日: 2019/06/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 著者は大学で化学を専攻、汚れを落とすしくみについて、とてもわかりやすく書かれていて、そうじのバイブルとなりました。

 

世の中にはさまざまな洗剤があるけれど、汚れによって使い分けるナチュラル洗剤はわずか5種類だけ。なるほど、そうかっ!と思わず膝をたたきたくなった。

もともとわたしは洗剤はそんなにたくさんの種類を使い分けていたわけではないけど、汚れによる使い分けという考え方に、なんだ、そういうことか!と納得したのだ。

台所の油汚れには石けんやアルコール、漂白・除菌には過炭酸ナトリウム、トイレにはクエン酸を使うなど明確に示されているので(化学反応で汚れが落ちる結果となる)、こりゃもう、この方法でやるしかないでしょ!となるのだ。

 

で、食器洗いも合成洗剤を使うのではなく、石けんを使えばよい(重曹液を使うとさらに落ちやすくなる)と書いてあったので、食器洗い用石けんを購入。(ただし、石けんはべつに「食器洗い用」とか「洗濯用」などは関係ないそう。成分が石けんであれば、〇〇用というのはあくまで販売用に分けてあるだけで、中身は同じだそう。なので、大容量のものを買うと割安になるらしいけど、とりあえず食器洗い用というのを試しに購入)

 

で、使ってみたところ、、、悪くはない。普通に食器を洗えるけれども、自分が思っているような汚れ落ちが望めない気がした。あくまでも気がした、ということで、汚れは実際はちゃんと落ちているのだろう。ただ、わたしの場合は食器を洗えば、最後に洗剤を洗い流すときに「きゅっきゅっ」と食器がなるくらいの洗いあがりでないと気が済まないことに気づいたのだ。石けんの場合は、それほど高らかに「きゅっきゅっ」とはならず、油などのぬるぬる汚れはとれたけど、水をはじくような「きゅっきゅっ」とはならないのだ。どうもそれが納得のいくものではなかったので、一通り石けんがなくなったら、食器洗いは合成洗剤に戻してしまった。

 

石けんで食器を洗うのはあまりしたくないのだけど、過炭酸ナトリウムの漂白はちょっとしたブームになり、鍋で煮物をつくるようにやっていた。ステンレスがピカピカになるとほんと気分がいいもんだ。

 

でも、この本で学んだ、そうじの大切なことは、なるべく派手に汚さないようにすること、そして汚れたらすぐ掃除をすることで、きれいな状態を保つことである。まぁこれがなかなか難しいのかもしれないけど、そうじを面倒くさくしている原因は、汚れがこびりついて落とすのに時間がかかることである。汚れがついてから時間をあけずにすぐに落とせば、比較的簡単にとれるものなのだ。

 

年末に「大」そうじをしなくてもいいように、普段からなるべくこまめにそうじを心がけたい、と思った。(ま、思ったのと実際実行できるかというのは別なんだけれどもねー)