iPhone 6 PlusからiPhone SEへの切り替え(パスワードを忘れたとき)

わたしのドタバタなトラブル💦がどなたかのお役に立つことを願って。(長文だけど(^_^;)重要なことはパスワードを忘れるな、てことだけなのですよね。)

随分前からPCはMacを使っています。

それは何と言っても新しく購入したときに前のPCから新しいPCへデータなどを移行するときの操作が簡単だから。もちろんデザインなどが好きというのもあるけど。

 

だからスマホももちろんMaciPhone)です。

 

いくら移行が簡単だからとはいっても、しょっちゅう新しい機種にするわけでもなく、じつはiphoneは今回が初めての移行でした。

 

PCでバックアップをとっているから、つなげてバックアップを復元するだけ、はい終了!の予定でした。

 

ところが想定外のことが起き、あー、やっちまったー、となってしまったのでした。それはパスワードを忘れるということ。

 

基本的にわたしはパスワードをメモしています。でも、メモをうっかりわすれていたパスワードがあったのでした。

 

まずは、SIM PINロック解除のパスワード。

このSIM PINロック解除のパスワードは長いこと設定していませんでした。ていうか、知らなかった😅。わりと最近、長男に教えてもらったのです。もしスマホが盗まれたりして、SIMカードを抜かれて勝手に使われないようにパスワードをかけておく、というものでした。

 

なるほど、そういうセキュリティ方法もあるのか、とその時納得して、さっそく設定したのでした。そのときのパスワードをメモしておらず、そんなこともすっかり忘れて、SIMカードを新しく届いたiPhone SEに入れたところ、SIMがロックされています、パスワードを入力してください(残り3回)(一言一句はこのとおりではないかもしれないけど、こういう内容でした)というメッセージが出たのです。

 

一瞬、「えっ!?」となりました。えーっと、そういえば・・・設定したのは思い出したものの、どんなパスワードだったか瞬時に思い出せず、メモを調べてみたところ、その記録がない💧そのパスワードは4〜8桁の任意で、何桁にしたのかも思い出せず、あれかな?と思うものを一度ためしたところ、違いました。あらら、、、あと2回になっちゃった。

ここで慌ててSIM PINロック解除の方法を検索。パスワードを忘れてしまえば、自分ではどうにもできないことがわかりました。そりゃそうだわな。そのためのパスワードなんだし(^_^;)

それをみるとSIM PINロックのパスワードが3回間違ってしまうとPUKコードを入力してください、と出てくることがわかった。

 

そのキーとなるPUKコードはdocomoならマイページみたいなところで調べられるらしいが、わたしは格安スマホなので、もともとのSIMカードがついていたカードに記載があるか、格安スマホサービスの会社に問い合わせする必要があるらしいことがわかった。そこまでわかってから、SIM PINパスワード入力をもう一回チャレンジ。それも違った(-。-;あー、入力できるのは、あと1回になってしまった。

 

SIMカードがついていたカードを見てみたけど、PUKコードは見当たらず、格安スマホサービスの会社に問い合わせしないといけないなー、ということになった。GWで祝日続きだけど、営業やってるのか?と心配したけど、幸いやっているとのこと。そのときは、もう夜遅い時間だったので、とりあえず、問い合わせのメールを送り、翌朝、電話してみることに。

 

コロナの関係で電話も通じにくくなっているということだったので、朝一番に電話を試みた。すると幸いなことにすぐに繋がり、事情を話すと、番号案内で選んだところは違うところで、もう一度かけなおしてください、といわれ😅、再度かけ直すことに。すぐに電話をかけなおしたら、少し時間がかかったけど、つながり、わけをお話したら、2〜3時間後にメールでご連絡しますとの回答をいただいた。

 

ようやく気持ちが落ち着いて、食料品を買い物に行ったりして過ごし、メールチェックしたりしたけど、まだだったので、お昼ご飯も食べて、片付けをしてメールを見ると、お返事がきていました。おー、これで間違ってもようやく設定できるっ!!と思い安心し、あと一回のSIM PINロックのパスワードをこれかな?と思うものを入力したら、、、PUKコードを入力してください(あと残り10回)と出ました。パスワードは、やっぱり違っていたか。。。

 

で、PUKコードを入力したら、無事、次へと進めました。この操作は、前のiPhone(

6 Plus)でしました。iPhone 6 Plusのバックアップを完全にとってから新しいものに移行しようと思っていたので。でPUKコードを入力すると、次に新しいSIM PINのパスワードを入力してください、と出ます。とりあえず、それを設定しました。でもそのあとでSIM PINのパスワードを解除することにしました。ちなみに解除するにもさきほど設定したパスワードが必要です。無事解除して、iPhone 6 Plusバックアップをとって、準備OK!となりました。

 

ようやくこれであと少しの操作で新しい方へデータ移行できる、と思い、iPhone SEをPCにつないでiTunesでバックアップの復元をしようとしたところ、iPhoneのバックアップのロックを解除するパスワードを入力します、と出たのです。

 

またもや「えっ!?」となっていまいました。バックアップを解除するパスワードって???えー!そんなん設定してたっけー!?またまたパスワード忘れ💦です。

子どもにはまたパスワードわかんないの〜?もうアホやなぁ〜と言われる始末。いやいや、こんなはずやなかったんやけどなぁ😅

 

またまたすぐさま検索。iPhoneのバックアップのパスワードを忘れたときの対策という、知りたいことがわかるサイトが見つかりました。いや、ほんとにありがたい。対策方法があってよかった〜(;´д`)

 

これによると、iPhoneですべての設定をリセットとすることで暗号化が解除されるとあります。(暗号化したバックアップのパスワード、ディスプレイの明るさ、ホーム画面のレイアウト、壁紙などの設定はリセットされるけど、それ以外のiPhoneのデータには影響を与えないということ)まったく別の方法ではiCloudでバックアップをとるという方法もあるのですが、わたしはあくまでPCでバックアップをとりたいので、iCloudの方法はとりませんでした。

 

設定をリセットし、暗号化をひとまず外してから、もう一回、iPhone 6 Plusの設定をしなおすところをし直して、再度暗号化にてバックアップをとり、もちろんそのときのパスワードはちゃんと記録して、ようやく移行の準備ができました。

 

こうして新しいiPhone SEをPCにつなぎ、バックアップを復元!

 

無事にデータが移行され、iPhone SEが使えるようになりました。

いやはや、パスワードは絶対メモしないとね。。。

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ようやく使えるようになったiPhone SE

 

 

 

 

 

 

早く出会いたかった~!「アトピーの治し方」大塚篤司著

アトピー性皮膚炎で悩んでいる方(アトピー性皮膚炎のお子さんをお持ちの保護者の方々)にぜひ読んでいただきたい本。本の表紙に「どうか、この本を最初に読んでください」とあるように、最初に読むのが最適な本だと思います。

 

世界最高のエビデンスでやさしく伝える 最新医学で一番正しい アトピーの治し方
 

ステロイドのこと、民間療法のこと、気になることがちゃんと書かれていて、アトピー性皮膚炎の、現時点での治療の実態がわかるようになっています。

 

末っ子の三男は、この4月から中学生になりますが、幼いころ、ひどいアトピー性皮膚炎を患っていました。今は、手がちょっと荒れているくらいで、だいぶんましになりました。できることなら、ひどいアトピーがあるころにこの本に出合いたかった~!(出版されたのはついこの間だからそれは無理なんやけど)。

 

三男は、生まれて1歳未満のときは、それほどひどいアトピーはありませんでした。ひどくなったのは、保育園に行きだしてから。顔がとてもひどくなり、一時は顔中パックをしたように覆って「マスクマン」のようになっていました。耳切れも当然あり、足や腕の関節部分も切れていて、手の指もアカギレのようになり、あちこちで出血していました。

 

そのときは、皮膚科にかかり、わりと強めのステロイド入りの薬をもらって塗っていました。薬が効いてわりときれいになったら、ステロイド入りの薬はあまり続けるとよくない、みたいな情報があったので、薬をちょっとお休みしたりしていました。するとしばらくするとひどくなる、また医者に行って診てもらう、という繰り返し。長期にわたって薬をあまり服用させたくなくて、いただいた薬をぜんぶまじめに服用させていませんでした。

 

実際、わたしのこの勝手なやり方があまりよくなかったようです(そりゃそうか^^;)。そこはちゃんと医者と相談しながら、治療を進めていくのが一番の最短の治療だったかもしれません。

 

ちょうど、その「マスクマン」になってしまったときに、他に治療法はないものか、とやはり調べてしまいました。すると、ホメオパシーというものがあることを知りました。医師がホメオパシーを処方しているところがあったので、お医者さんがしているんだから大丈夫じゃないか?と思い、そこを受診してみることにしました。レメディを処方してもらい、少しずつ試してみると、たぶん偶然だったと思いますが、ひどい症状があった顔がきれいになってきました。そのときは、ほんとにレメディのおかげなのか、レメディのおかげではなく、たまたまちょうど治りかけだったからなおったのか、判断できませんでしたが、とりあえず、ホメオパシーをしばらく続けてみることにしました。

 

ホメオパシーは効果が出ると言っても、少しずつというふれこみだったので、実際には効果があったのかなかったのか、よくわからずじまいでした。やめるきっかけになったのは、わたしがフルタイムで仕事をすることになったため、平日の病院通いができなくなったからでした。

 

三男のことをいろいろ書きましたが、ホメオパシーのことはこの本には載っていません。でも、標準治療以外の民間治療はほとんど効果を認められているものはない、とはっきり書かれているので、ホメオパシーについてもし載っていたとしても効果はない、と書かれているに等しいと思います。

 

ステロイドについても必要以上に怖がる必要はないとのこと。当たり前かもしれませんが、わたしたち以上に医者がステロイドのことについてよく知っていると思います。だから医者の処方を信頼し、もし自分でなにか不安や納得のいかないことがあれば、直接医者に聞くというのが一番いいようです。

 

ネットで何でも調べられるかもしれないけど、もしかしたらその調べたものは、信頼できない情報かもしれない。治りにくいアトピー性皮膚炎だからこそ、他に何かもっとよい治療法があるのではないかとついつい検索してしまうもの。でも標準治療以外にもっとよいものなんてそもそも存在しないようです。

 

ほんの1年ほど前、三男の手は、かきむしりすぎて、出血して、体液も出て、指が曲がらないくらい腫れていました。さすがにこれは薬が必要だと思い、皮膚科を受診し、薬をもらってしばらくつけていました。体液もひどく出ていたので、包帯も巻いていました。よくなってきたので、薬をお休みして、またかきむしって、少しひどくなって、また薬を塗って、と繰り返していました。

 

薬をつけなくなって、落ち着いてきて、しばらくして三男の手をふと見ると、なんだかきれいになっていました。すべすべの手とまではいかないけど、一時のひどいころと比べると格段によくなっていました。まだ少しかゆみがあるようだけど、これくらい成長したら、よくなってくるものなのかもな、と思いました。

 

三男は12歳。10年間くらいはアトピーに悩まされてきたことになります。血が出るまでかきむしる姿をみると、「かいたらあかんで!」とつい言ってしまってましたが、かいたらあかんことくらい、本人が一番よくわかっている、だから「かいたらあかんで」と言わないでください、と大塚先生は本に書いていました。

 

10年は長い。個人差があるから、もっと短くてよくなる人もいれば、大人になっても症状が改善しない人もいるかもしれない。成長すればよくなる人は多い、と聞いていたけど、先の見えない治療で、いつになったらよくなるのか(医者もそれはおそらくわからない)、と不安に思っていました。そんな不安をかかえた方、ぜひこの本を読んでみてください。そしてアトピーの治療をお医者さんと相談しながら、続けてみてください。一日も早くよくなることをお祈りしたいと思います。

『おっぱいエール』本山聖子著

乳腺の腫瘤の針生検待ちのときに図書館で出会った本。

なんというタイミング。この本に出合えたことはちょっと救われた気がした。

おっぱいエール

おっぱいエール

  • 作者:本山 聖子
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/01/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

乳がんを患った3人の女性のお話。

既婚未婚、子どもがいるいない、仕事のあるなしなどそれぞれ状況が違うけど、共通しているのはいずれもまだ若くしてがんになってしまい、目下治療中ということ。

 

作者の本山さんは自身も乳がん経験者であるらしい。状況が違う3人の女性とはいえ、細やかな気持ちの変化などが疑似体験できるように書かれているのはさすがだ。

 

自分の検査の結果待ちのときに読んだので、わたしもこんな経験をすることになるのだろうか、という思いもあったが、ノンフィクションといえども、リアリティあふれていて、自分がもし乳がんになってしまったときの覚悟が、ちょっとできた気がする。

 

闘病記でもなく、悲観的でもなく、楽観的でもなく、ありのままの揺れる気持ちが描かれている。状況の違う3人の女性がブログを通して知り合い、一緒に旅行する。同じ病気だからこそ分かり合えることがある。この3人が出会えてほんとうによかった。なんならわたしも混ぜてほしいくらい、、、とは言いすぎだけど、ステキな出会いに乾杯!

 

人生はほんと、いろいろやなー。傍から見て幸せそうにみえても実際はそう感じていなかったり、過酷な状況にありながらも人生を楽しんでいる人もいる。すべては自分次第なんだな。おっぱいにエールを、自分にもエールを送って、人生を楽しもう♪

健診で要精密検査となり、乳房の針生検したこと。

何年ぶりだろうか?

昨年12月に健診を受けた。

 

思い出してみても健診を受けたというのは、妊娠中しかない気がする。健診といっても妊娠中に受けるものは、血液検査と尿検査くらいかな?当然ながら、レントゲンはとらない。ひょっとして、三男を出産してからずーっと健診という健診は受けてないかも。とすると12年くらいは受けてないことになる。

 

じつは病院が嫌いで、薬も嫌い。嫌いならなおさら健診を受けて健康状態を知るべきだとは思うけど、よく毎年健診を受けていたのにある日突然、重い病気が見つかった、なんてこともきく。健診を受けていたって100%安心というわけでもない。とはいっても健診を受けてないから、いつの間にか病気が進行していたということもありうるわけで。

 

今回は受けるチャンスがあったので、ここらへんでいっちょ受けとこうかな、と重い腰を上げることにした。とはいっても、バリウムが苦手なので、バリウム検査は受けなかったけど。

 

検査してもらったのは、身体計測、血圧測定、肺レントゲン、血液検査、尿検査、心電図、マンモグラフィー、子宮頸がん検診、視力検査、聴力検査など。マンモは実は初めて。どんな感じかもあまりよく知らなかったので、受けてみると、その痛いこと!わたしのような小さい胸も無理やり挟み込んで、ぎゅーっとぺしゃんこになるまで挟んで締めるのだ。締め付けがきついことに辟易した。あんなに締め付けないでレントゲンとれる方法はないものなのか?誰かもっといい方法を発明してくれないだろうかと思った。

 

そして検査の結果、コレステロールが多いということと(コレステロールが多いのも問題といえば問題なのだが、昔からずっとやや多めだったので、その結果にはあまり驚かなかった。あー、またね、という感じ。)、乳房(右)に境界線明瞭腫瘤があり、要精密検査となっていた。じつは、右側の胸に少しだけ違和感があった(ときどきキュンと淡い痛みのようなものを感じることがときどきあった)。だからそれがその「境界線明瞭腫瘤」という診断であー、やっぱり何かあったんだ、ということがわかって妙に納得した。でも以前から自分でさわってもイマイチよくわからなかったのだ。もう一度、確かめてみるけど、よくわからない。自分が触れないもっと奥の方にあるのか、それとも何かあるのにそれと気づかないのか。

 

そして「境界線明瞭腫瘤」を即座にググる。なになに?

腫瘤と非腫瘤部(正常乳腺)が1本の細い線で区別される程明瞭なものを言い、マンモグラフィでは線維腺腫や嚢胞など、良性疾患の可能性が高い所見ですが、嚢胞内癌、膨張性発育を示す乳癌(充実腺管癌、粘液癌、髄様癌など)などの悪性病変でもみられることがあります。

良性の可能性が高そうだけど、確定診断するには、やっぱりちゃんと検査したほうがいいらしいということね。こうなったら、もうすぐにでも検査を受けて白黒はっきりさせて悪性ならさっさと手術かなにかで取り除いてほしい~!と思った。

 

さてそこで問題なのが、どこで精密検査をうけるか?ということ。どうせならどこかちゃんとした信頼できそうなところでしてもらいたい。でもその判断はどうやってするか?結局はHPを探して、そこに書かれている内容を読んで決めるしかない。

 

 わたしが選んだのはここ。

www.beluga-cl.com

 健診を受けたところに、紹介状作成をお願いした。マンモの場合は、ベルーガクリニックさんから画像も持ってくるようにといわれたので、健診をうけたクリニックに画像データもお願いした。紹介状と画像データは別料金。でも画像データは結局必要なかったのだ。なぜなら、ベルーガクリニックでマンモをもう一度とり直すからである。なんだ、いらないんじゃん。画像データは結構高かったのにー。

 

予約をいれて、いよいよ精密検査。まずはベルーガクリニックでマンモをとってもらったが、健診を受けたクリニックほどは痛みを感じなかった。挟む圧が少しゆるめだった気がする。

マンモをとってもらってから先生によるエコーによる診察。そこでやはり右側に何かありますね、ということで、良性に見えますが、針生検しておきましょう、とすぐ言われ、そのまま針生検。寝ている状態で、はっきりとどんな針をさしているのかというのは見えないので、よくわからなかったが、針生検のために、まずは部分麻酔をするということで注射。採血でも針を刺されるのが苦手な私。えー!針を2回も刺すなんて!と瞬時に思う。チクッとしますよ、といわれ、その言葉通り、チクッとしたくらいですんだ。針生検に使う針は普通よりはやや太めらしい、針を入れてから一回「バチン」とわりと大きめの音がする。もちろん、音がする前に看護師さんは「バチン」と大きい音がしますが、動かないでくださいね、と注意してくれる。まぁ、麻酔しているからか、そのような音がしたところで、痛みはあまり感じない。むしろ、検査したその日の夕方から(つまり麻酔が切れてから)数日はちょっとしくしく痛むような感覚があった。針生検の時間は、1分もかからなかったかもしれない。すぐに終わった。

針をいれたところはガーゼを貼ってくれた。そして看護師さんから、「まだ出血があるかもしれませんが、そのときは家にあるカットバンで対応してください。お風呂は通常通り入れます。その部分は紫色になりますが、異常ではありませんからねー」と言われた。

 

そして結果は約10日後といわれ、次回の予約を入れ、終了。

 

結果がわかるまで、ドキドキの毎日を過ごすわけだが、まぁ、いろいろ考えてもしょうがないと思いつつも、ふとしたときに考えてしまう。針生検したところは、数日しくしく痛むから、余計に悪いことを考えてしまう。でも意識したらなんとなく痛いような気がするけど、意識してないときは、なんともない。やっぱり気持ちの持ちようによって変わるのかもしれないと思ったりする。

 

わたしの母は大腸がんで56歳で亡くなった。もしわたしに今、乳がんが見つかったら、状況によっては、もしかしたら母が亡くなった年まで生きられるかどうかわからないこともありうる話かもしれない。まぁ、子どもたちは乳幼児ではないから、母親(自分)がいなくてもなんとかなるかもしれないけど、などと考える。でもせめて母の生きた年齢よりも長く生きたいなー、少し老後の人生も楽しんでみたい、そんなことを思っていた。

 

そして針生検の結果はというと、「乳腺線維腺腫ですね、良性の腫瘍です。この年でなることはめったにないから、若い時からあったんじゃないでしょうかね。また、健診受けたらひっかかるかもしれないですね。まぁ、ひっかかってもしょうがないんだけどね。まれに大きくなることもありますから、年に一回くらい、また来年の今頃、検査を受けて経過観察してください。」

 

ということで良性の腫瘍という診断結果でした。正直、ほっとした。

結果待ちのときに図書館でたまたま『おっぱいエール』という本に出会い、読んでいたから、あー、もしかして自分もこんな体験するのかもしれない、などと思ったりもした。

 この本の感想については、また別のブログで。

おっぱいエール

おっぱいエール

  • 作者:本山 聖子
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/01/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 マンモはあまりしたくないけど、まぁ年一ならしょうがないかなー。

『お母さんのこと忘れたらごめんね』抗NMDA受容体脳炎という病

 最初は、若年性認知症の人のことが書かれているのかと思って手に取った本。でもそれは違っていて、じつは、原因不明の病に襲われた娘を看病した母親の記録でした(実話)。その病名が判明したのは、入院してからなんと8か月くらいたってからのこと。

お母さんのこと忘れたらごめんね

お母さんのこと忘れたらごめんね

 

病名は抗NMDA受容体脳炎というもので、卵巣奇形腫を合併していることが多いらしい(だから女性に発症することが多い)。

 

この本を読んで、入院していた今は亡き父のことを思い出しました。父は抗NMDA受容体脳炎とはまったく違うけど、(おそらく髄膜炎?という脳炎の一種?)けいれんが起きているからといって、けいれん止めを処方されていたというのは、父の入院時と同じでした。けいれん止めを(点滴などで)入れられると、意識がなくなり、ずーっと眠ったままになってしまう。それはおそらく正しい処方で、だからけいれんは抑えられているのだろうけど、意識がなくなってしまうと次に意識はいつ戻るのだろう?と、とても心配になる。父の場合はちょうど1か月くらいで意識が戻ってほっとした(それもつかの間だったが)が、作者の娘さんは意識不明の状態が8か月という長期間!

 

母親である作者は小学校の先生をしていたらしいけど、自分がした授業はまったく上の空で覚えていないと書かれていた。それはそうだろう。もし自分の子どもが、と考えるときっと何も手がつかなくなってしまうにちがいない。発狂さえしてしまうかもしれないな。

 

病名がほぼ確実になってから、転院し、治療が順調にいき、回復したとのこと。でも当時、日本ではあまり診断や治療が行われておらず、わざわざアメリカの教授のところへ血液を送ったりしてやっと判明したとのことだ。

意識不明の状態での「転院」は本当に大変なことだっただろう。「転院」についても父のことを思い出す。入院していた父は聞くところによるとあまりいい対応をしてもらっていなかったらしい。親戚の方が毎日のようにお見舞いに行ってくれたおかげで看護婦さんの対応などが少しずつよくなっていった、と聞いた。そんな病院は転院したほうがいいのでは?とわたしも一瞬思ったし、わたしの子どももそう考えた。でも透析治療&意識のない父を転院させるなんて、どんなにか大変なことだろう、きっとそんなことは無理だろう、と自分の大変さ、苦労ばかりを心配して、転院させる勇気もなかった。

 

もし父が転院できていたら、どうなっていただろうか。過ぎてしまったことにたらればは言ってもしょうがないけど。

 

著者の娘さんは無事回復したけど、高次機能障害という脳の障害が残っているという。高次機能障害は見た目だけではわからない障害らしく、仕事をしたりする上で周りの人たちの理解が欠かせないという。

 

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』が少し前に話題になったが、この映画は抗NMDA受容体脳炎にかかった人のお話だそうだ。機会があったら、観てみたい。

 

この世にはまだまだ解明されていないことがあるんだな、と思い知らされた本でした。

 

『スウィングガールズ』ジャズ好きの私にはとっても楽しめる映画でした。

高校の演劇のような青春映画でした(笑)もちろん、いい意味で。

青春って、いいわー、って思うのも自分が年取ったからか?^^;;

 

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

夏季講習のさぼりの口実でジャズバンドを始めた片田舎の高校生。最初はあまりやる気がなかったが、なんやかんやでやる気が出てきてその魅力にハマり、これから、というところでバンド解散!?でも未練があったので、もう一回集まって練習することに。コンクールに応募することになったけど・・・

ストーリー自体は目新しい感じではないけど、

上野樹里さん主演、先生役の竹中直人さんがいい味を出してる。

 

高校生くらいのときは、ちょっと不良っぽくだらしなくしてみたり、やる気ないな~、と感じることがあったり、でもやり始めると面白く感じて夢中で頑張っちゃう!ということもあったり。若さゆえの心理を思い出しました。

 

映画では、ほんとうにみんながゼロから練習してできるようになった演奏を披露しているとのこと。音楽好き、とくにジャズ好きのわたしにとっては、楽しそう~♪すてき~♪わたしも演奏したい~♪と思いました。

四つ葉クローバーが運んできてくれた幸せ

ここ何年も、本やDVDを借りるために、図書館通いをほぼ毎週続けています。

わたしが通っている図書館が開館するのは9時。少し前に着いたので、開館までの間に四つ葉のクローバーを見つけることにしました。

 

子どものころから、クローバーを見つけると、ついつい四つ葉を見つけたくなり、時間があれば、夢中で探したことがよくありました。まぁ、時間をかければ、一つくらいは四つ葉を見つけることができ、手帳などにはさんで持ち歩いたりしてました。四つ葉のクローバーを見つけるコツは、なんといっても、ここに四つ葉のクローバーが絶対ある!と信じて一生懸命探すこと。

 

開館までの間はそんなに時間がなかったけど、まぁちょうどよい暇つぶしになると思って、探していたら、数分で見つけることができました。ラッキー💛さっそく写真を撮りました。

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で、ちょうど撮り終えたところで、「あらっ!四つ葉のクローバー見つけたの?」と、犬の散歩をしていたおばあちゃんに話しかけられました。「そうなんです!(^^♪ほらっ!」とお見せすると、「あら、ほんとだわ~!いいわね~!わたしも見つけたいわ~」と。なんだか少女のようで、とってもかわいい💛おばあちゃんやなー、と思いました。「お時間あればぜひ探してみてください♪きっと見つかると思います!(^^)!」と話すと、その後、おばあちゃんがいろいろとお話ししてくれました。

 

息子さんのこと。ワンちゃんのこと。ご家族ご親戚のこと。年齢のこと(80歳以上でで、背筋もしゅっとしていて、とてもお元気。わたしの父方のもう亡くなった祖母を思い出しました。)

 

当たり前だけど、人それぞれいろんな人生があるなぁ。少しお話したくらいで、その人の人生がすべてわかったわけではないけれども。でもこの世の中のすべての人が、見た目ではわからない色んな人生を生きているんだなぁ、自分も含めて、としみじみ思いました。

 

そのおばあちゃんがお話した中で一番印象に残ったこと。それは、

 

「恨みつらみはもたない。くよくよ悩まない。悩んだり心配ばかりしていると病気になっちゃうからね。いじめられたりしてもこちらからは優しくする。そうするともういじめられなくなる。もうこの年齢だからね、プライドはぜんぶ捨てる。有難い有難いと思うこと。感謝することが大切。」

 

なんか、感動してうるうるしちゃった。日々の生活の中で、不満に思ったり、愚痴を言いたくなったり怒ったりすることもあるけど。まぁ、その感情に蓋をする必要もないけど、やっぱり根底に「感謝」しながら生きることなんやね。

それを聞いただけで、四つ葉のクローバーを運んできた幸せはこれだったんだな、と思いました。

名前も知らない、おちゃめでかわいいおばあちゃん、ありがとう💛ワンコちゃんもかわいかった〜。久々にワンコちゃんをなでなでできて、癒されたな。